腰痛肩こりは温める?
僕は腰痛や肩こり頭痛などのお客様が来ると、状態がひどい方であればあるほど冷やしなさいと言います。
また素人判断で温めるのも止めたりします。
※先に言っておきますが、これはアイシングの話ですが、みぞおちと目は基本的に禁止です。
試さないようにお願いします。
痛みが発生しているところは、炎症が起こっていたり、極端な血行不良や神経の興奮があります。
これを鎮めるのに一番良いのは氷を使ったアイシングです。
温めると逆に炎症がひどくなり、神経がめちゃめちゃ興奮、また血行不良が(温めると逆に温度を下げようとする働きが生じ、血管が収縮、その他の水分の代謝も抑制されて)よりひどくなることがありますのでご注意を。
アイシングの方法は、
氷をビニール袋に入れて、患部に直接当てる。
直接とは皮膚に直接という意味です。
時間は約15分。続けてする場合は必ず1時間半開けてください。
0度の氷が0度の水に変わるとき、大量のエネルギーを必要とするために、皮膚からどんどんと熱エネルギーを奪います。これが炎症の熱を下げる仕組みです。
また神経の興奮が冷たい刺激で麻痺し、筋肉の硬直が消えていきます。
アイシングすると硬くなってしまった筋肉は、柔らかくなるんですよ。意外でしょ。
当院ではアイシングをする際氷ではなく、アイシング用のゲルパックを使っています。これは氷と違い冷えすぎるので、シャツや下着を挟んで冷却しています。これは製品の説明書にも書いてあるので、使用する際は必ずよく読んで使用してください。
またクライオセラピーと言って、当てながら皮膚をゆするように動かすテクニックもあります。
そうすれば皮下の水が攪拌され、より効果的に冷却効果が波及するので時間も5分くらいで十分です。
もし方法が知りたい方は、来院時にお尋ねください。
これはよくある間違い勘違いで冷えれば何でもよいだろうと保冷材を使う方がいますが、これは絶対にしないでください。凍傷が起こり、皮膚にケロイドが残ることがあります。そうなると治らないどころか別のケガ(ケロイドは基本治りません)もすることになるので、二度目ですが、絶対に使用しないでください。